今年は、「夏目漱石 没後100年」だとか、
ちまたでは、(出版社、新聞社、記念館などなど)没後100年の節目ということで、多くの催しを企てて、大いに盛り上がろうとする機運が高まっているようだ。こちらは、そんなこととは知らず、『 夢十夜 』の朗読作品制作を昨年から始めていた。(だって、僕らは、これから100年後に向けての作品を作ってるのだから、または、100年風化しない・・・)(笑)
朝日新聞では、3月9日から、1908(明治41)年に10回連載された『 夢十夜 』を再連載するそうだ。ネットで、「夏目漱石 没後100年」って検索したところ、いろいろなところで、没後100年企画が目白押しだった。
んじゃ、ドラリー扉も、遅ればせながら、その盛り上がりに参加させてもらおうと、戦争に向かう機運と、バブル経済には乗っちゃいけないけど、文学、アート、スポーツの機運になら乗っちゃて良いよな、てなわけだ。『 夢十夜 』朗読作品(有料版)を、3月9日の朝日新聞連載に合わせて、リリース配信を開始することに、急遽いたしました。
そんな娑婆世界の動向を、漱石が天国から眺めていたら、何と言うかね。
自分が百合から顔を離す拍子に思わず、
遠い空を見たら、暁の星がたった一つ瞬いていた。
「百年はもう来ていたんだな」とこの時始めて気がついた。(夢十夜 第一話より)
って、言うのかね。
夢十夜(第二、三、四夜)試聴版ですが、
この記事のあと、すぐに公開しますので、
ぜひぜひ、聴いてみて下さい。
(北村青子の付き人兼、録音係より) 🎧
今日も、ドラリー扉に来てくれてありがとう★
― 追記 ―
漱石が亡くなったの、満49歳で、
もう僕のほが、ずーっと年上になっちゃたわけで、
鴎外も、もう少しで抜いちゃうわけで、
「なんだかなぁ」って思うわけで ・・・
漱石の声(だれだけっけな、この声に似てる俳優?)